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中央大学社会情報学専攻上映企画チーム 『焦点』の活動報告blogです。

   
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多摩図書館訪問
6月4日に中央大学文学部社会情報学専攻2年45組の中嶋、藤沢、間所、小島の4人と
種村先生、そして社会情報学専攻の1年生9名で立川にある東京都立多摩図書館を訪
問した。梅雨入り前で気温が高く、暑い暑いと口にしながら私たちは図書館に集合
した。駅から少し離れ住宅街の中にある多摩図書館は、初めての人には見つけづら
いかもしれない。
都立多摩図書館は、全国初の雑誌集中サービス「東京マガジンバンク」を開設し、
一般雑誌から学術雑誌まで約1万6千誌を揃えている。また、雑誌の創刊号をそろえ
た「創刊号コレクション」は約4800誌にのぼる。
今回の訪問では、多摩図書館の地下にある閉架図書や今回上映する16ミリフィルム
の保管室の見学をさせていただいた。一般客は利用しないエレベーターを使って降
りた図書館の地下は少し涼しく、薄暗いそこには天井近くまでびっしりと書物が詰
まった多くの棚が並んでいた。その光景は私たちを圧倒させるものであった。見た
こともないほどの巨大な本を見つけたり、歴史の教科書に出てきそうな古い書物を
見つけたり、普段目にする事のできる図書館とは違った図書館の一面に「不思議の
国に迷い込んだみたいだ」と感想をもらす者もいた。地下に連なる新聞や雑誌とい
った蔵書は、私たちの生まれる以前に発行されたものもあり、少し黄ばんだ紙は時
の流れを感じさせるものであった。可動式の本棚を動かし、少女コミックのコーナ
ーでひとしきり盛り上がってしまった私たちに、丁寧に説明をしてくれたのは桑名
さん。新聞をフィルムにしたマイクロフィルムと呼ばれる貴重な現物も見ることが
できた。
そして、この図書館には約9400本もの16ミリフィルム映画も保管されており、今回
はそれらが保管されている部屋にも入らせていただくことができた。地下の長い廊
下から続く扉を開けた途端、部屋から薬品独特のにおいがしたのがわかった。フィ
ルムに含まれる酢酸が部屋から匂うらしい。先ほどの蔵書同様、中に入ると見上げ
るほど高い棚に奇麗に陳列されたフィルムの多さに驚いた。フィルムに張られたシ
ールには、ドキュメンタリーからアニメーションまで幅広いジャンルに属する題名
が書かれており、知っている地名やタイトルも多かった。興味を惹かれる文字を見
つけては「見てみたい」「どんな内容なんだろう」などと感想を言い合った。上か
ら下、そして部屋一面に所狭しに並べられたあまりに膨大な量に、きちんとフィル
ムを選ぶことができるのだろうかと不安を覚えた。しかし、まずはコンセプト・テ
ーマを固め、それに伴ってストーリーを立ててじっくりと選び、自分たちの納得の
いく上映会に仕上げたいと思った。

小島 亜耶香

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